プエラリアはどのようにして注目された？

もともとはタイで自生していたプエラリアですが、どんな経緯で世界中に広まったと思いますか。
今ではタイ国内でも栽培が盛んにおこなわれ、あまりの需要の高さに輸出制限がかけられる場合があるほどです。
そもそも自生植物ですから、タイの人々にとっては自国で不足するほど人気が出るとは考えもしなかったに違いありません。

タイでプエラリアが活用されていたのはおよそ千年以上前からだといわれています。
現地の古い文献には、勢力増強の効果がある食物として記されています。
その後もプエラリアは美容、健康に効く貴重な食品として地元の人の貴重な健康食品であり、時には漢方薬のような位置で長く愛されてきたのです。
そんなプエラリアが注目を浴びはじめたのは、今から６０年近くも前のこと。
ある学者の研究により、プエラリアには女性ホルモンに近い成分が多量に含まれていることが判明しました。

しかしこの段階ではまだ世界中に知られるほどには至っていません。
今のようにバストアップ効果があるとして爆発的に広まったのは９０年代のことです。
現地の女性がいつまでも若く美しいことに着目したイギリスの学者が、プエラリアにはイソフラボンのほかにもたくさんの美容効果があるということを発表しました。
そのため世の女性たちにたちまち知られることになったのです。

あまりの効果の高さにタイでは一日の摂取量に制限が設けられているほどですが、もともと食品ですので重大な副作用を引き起こすものではないとされています。
現地でも不足するほど人気の食品ですから、美容面で悩みを抱えている方は、一度その効果を試してみるといいかもしれません。